お互いに限界？！　噛めてるの(O_O)

身内の紹介で、当医院の方針を理解され

2019年9月に初診来院

とにかく食べられないし

磨くことも出来ない？！と

ご本人曰く

「覚悟は出来ています！」

 

レントゲンを見ながら

経過をお聞きし

20年以上使った前歯を

入れ歯にしたいとのこと

まず衛生管理をお願いして

2019年10月

処置の問題点を再度確認して頂き

限界に対する挑戦する姿勢を

お互いに確認し合い

 

まず噛むことを邪魔している

前歯を処置させて頂き

仮歯を作る事を勧めましたが

ご本人が、このままでという

挑戦を主張されたので

 

下の歯の動揺歯を目安に

食事の摂取を工夫して頂き

約一週間後に　型を取る準備をして

本来なら2回必要な処置を

技工の方に無理を承知で指示を出し

 

「出来れば噛み合わせだけに！」

という当然の技工からの提案に

「私が口腔内で人工歯を並べますから！」

と押し切って、最短の工期で納品してもらうと

連休が・・

 

気づけば　通常の工期になってしまい

おまけに急がせたしわ寄せが

予想通りの診療時間に

患者さんの拘束時間が限界？

「お仕事は大丈夫ですか？

無理なさらずに仰って下さい！」

を何度言ったことか

お互いに我慢と挑戦をし

2019年11月にset日こぎ着け

一安心していると

「前歯の壊れているところは？」

うっかりしていました。

摂食改善ばかり考えていたので見た目は我慢してもらえると

早合点していた自分に落胆しましたが

噛めない入れ歯にチャレンジしてくれている患者さんが

「蕎麦がかみ切れないけど、何とか入れてられるので(^_^;)」

の言葉が私のチャレンジ精神をくすぐり

「無理かもしれないですが、なんとかしてみます！」

で、一週間後に来て頂くまで自前の人工歯を加工し

診療室で1時間半の試行錯誤で

なんとか修理が終わって

確認の写真を撮ってひあ汗が

「鏡で見て下さい

これで我慢してもらえますか？」

色と形が模型上での予測に反して

思った以上に良くなかったことに、限界を感じて

口から漏れた問いかけに

「あぁ～　大丈夫です　思ったよりイイ感じです！」

お互いに挑戦し合ってると、相手を思いやれるのでしょうねぇ

胸を撫で下ろしていると、衛生さんの

「先生！今の所のブリッジかなり動揺していますけど！」

それは、分かってますよ

不可能に挑戦！　限界を超えて(;゜ロ゜)

心臓に悪いワァ～