駄目は駄目! でも若いとなると・・ 自費かぁ
2014年6月 隣町の歯科医院が閉院したことで
詰め物が外れて行く場所に困って来院
16歳でスポーツ専念している時期
口腔内に意識は届いていないようで
以前の処置のことと、歯根の破折を考慮し
本来は抜歯になると伝えると、納得出来ない
ようなので とりあえず気になる部を除去し
日を改めてどうするか本人に確認すると
抜歯はしないでという第一の希望に
とりあえず根の処置をし ご両親に
本来は抜いてブリッジが一般的で
当医院では入れ歯がお勧めだという旨
伝えてもらうと あくまで冠を被せて欲しいと
同年の8月に入って
破折した部位を補填すべく、土台の作製に
私としてはメタルが妥当と考えたのですが
本人がセラミックを希望(ーー;)
スポーツ専念する時期にはどうしても問題が
と考え 歯根の破折のことも有り
歯根の根幹方向性も考慮に入れて
微かな希望をもって、メタルとセラミック用の
2種類の土台を作製し
画像でその違いと問題点を本人に伝えると
「白い方が良いです!自費でかまいませんから!!」
ということで、あまりやったことの無い形成に
大手技工所さんの営業の方に
「このクリアンスで大丈夫ですか?」
の問いかけに、帰ってきたのは完成された技工物
装着も調整と接着が煩雑で、set時
「咬んで下さい、あっ優しく!」「パキッ!」
嫌な音が響き、慌てて確認するも問題無さそう
本人の都合もありそのままに
2016年1月に 冠が割れたと来院(ーー;)
レントゲンで歯根の破折による骨の問題が生じ
これはやはり抜歯が必要と本人に説明
本人の意思は変わらない様なのでご両親に
電話で確認して、技工代負担で再度作製
以前のset時5万円 今回1万2000円
印象等で5000円が無駄になるのでは
という話しは耳に入らない様で
やむを得ず保護用の装置を作って渡し
「なるべく噛みしめないでね!」
スポーツ専念する時期には無力?!
2020年8月 被せた歯の歯肉が腫れたと
慌てて1年前に撮ったレントゲンを確認し
出来る限りの処置とアドバイスをして
一週間後に落ち着いたときのレントゲン
腫れは落ち着いても問題は残ることを説明
2021年7月 仕事が東京に決まったことと
以前から気になった親知らずの相談に来院
右下の親知らずは、6番喪失を考えてそのままに
右上の親知らずを抜く処置をし
東京に行ったらもうそろそろ腫れた歯の処置を
してくれる歯科医院を探す様に指示
2023年7月に 東京の職場から帰省したとき相談があると
連絡が入り、見たときには新たな虫歯と繰り返す惨状
祈る気持ちでレントゲンを撮ると
「何だ、前より落ち着いている感じだね!」
「ならこのままでいけますか?」
「うぅ~ん、そこは自由意思尊重で(^_^;)」
ただ、穴が空いたところは神経の処置が
妥当だとは思いましたが
「痛くなったら、東京で処置してもらってね(^_-)-☆」
で出来るだけ丁寧にプラスチックで蓋をして
「やっぱり、駄目なものは駄目だよなぁ~(;.;)」
本人に聞こえない程度に口から声が漏れて
保険ならともかく、自費診療で言い訳は禁句
でも、本人の口から「もう一度・・」が
無かっただけでも完全自費診療の抑止力
「もしやり直すのであれば10万円くらいは
もう親に頼るわけにはいかないでしょ?!」
を口にしなくて済みましたけど・・
匂わせちゃったかな(;゜ロ゜)