一番の予防法は母親教育だ！って(;゜ロ゜)

2011年8月　初めて東京より連れて来られたのは

そのお子さんが三歳の時でしたが　

それまでお婆ちゃん(最長患者歴の方）から

電話で歯の相談がありました。

このご家族は、私が東京で大学出て勤めた

学芸大学にある井上歯科クリニックでお会いし

大婆ちゃんの入れ歯を自宅まで行って診たり

お婆ちゃんが衛生士で　檀那さんが歯科医という

不思議な関係も重なって　娘さん二人と顔見知りになり

東京の世田谷にある下高井戸駅前で開業したときから

桶川の診療所に移転しても訪ねてきてくれていました。

次女の方は、虫歯のコントロールが上手くいかず

都内の歯科医院で補綴処置を受けることで当医院には

来られなくなったのですが、長女の方がお子さんを連れて

来てくれたのには、正直驚きました。

しかし、こんな感じの写真しか撮れず　とりあえず今後の起こりうる

問題を説明し　虫歯によるスペースロスと　姿勢などの癖から

歯の位置異常を起こす可能性を説明するだけに

2015年10月に連れて来られたときは何とか写真が取れ

心配事の相談に終始し

2016年5月に来られたときは、脱落遅延を心配され

抜くかどうかを考えて頂き

同年の7月に　もう抜いて欲しいと来院され

同年の10月に　気にされて来院　こればかりは・・・

一応レントゲンを撮るか相談し確認だけはしておきました

2019年9月に　咬合の事が気になっているようなので

上下の全体の模型を作って手渡し　それより

衛生業務を徹底して欲しいと伝えました。　

虫歯は無いんですけど　どうしても癖で・・・

2020年のこの大変な月に　下の歯の抜歯希望と電話があり

一寸焦ったのは、抜くことでなく

遠方より来ることが緊急になるのかと(;゜ロ゜)

お母さんは仕事でお婆ちゃんに連れられて　というのも

ありがちではありますが、

「この時期、大丈夫ですか？」の確認に

受付に座るなり、お孫さんに振りかけているミスト

聞けば無水エタノールに精製水を混ぜたアロマだそうです

フィトンチッドかと思いましたが、ソコは触れずに

軽くひねるだけの数秒の出来事に　本人は

「えっ　あっ　う～ん　こ　わ　い」

このしゃべり方はお母さんソックリだなぁって

感心している場合ではないので、汚れの話しをすると

「あらぁ～　今日は磨かせてないわぁ～」

よしっ　と顕微鏡を覗くと

全く問題ない模様に　これはなんかサプリメントか歯磨き糊に

とは思いましたが、

「昔の感覚を思い出しついでで、磨いてあげて下さい！」

の言葉を飲み込むのことになる、お婆ちゃんの自信に満ちた

笑顔！！

私が言ってる、予防は母親教育　食育(^_-)-☆

釈迦に説法　ですね

うちの二人の息子よりちゃんと出来てますから(^_^;)

で、終わるはずもなく

連休初日の九時に電話が鳴り

「食べれないと言っているので！！」

休みって　無いに等しい　と言うより・・・

問答は無用と午前中に来ると(;゜ロ゜)

前回抜いたところがまだ生えてきていないのに

「グミが噛めるようになりたいんだ！」

しっかりした主張にたじろいでいると

「母親が、4本一緒に抜いておけば良かったって言ってました！」

娘さんでしょ！！　そうくるかと

「この時期、本当にお互い様で良いんですよね(;゜ロ゜)」

確認して

前回ほど同様がないので局所麻酔をして抜いて

本人に半ば脅しのように

「お母さんの希望に沿うよう諦めてね(^_^;)」

「それは・・かん　にん　して”！」

と言う反応に　お連れのお婆ちゃんが

「よろしくお願いいたします。　がんばるのよ！」

で、一寸入念に局所麻酔をして抜いてあげると

「これでグミ食べられる！」

の一言が

「あと、上があるんだぁ～(^0^)」

流石に、本人の拒否にお婆ちゃんも納得？！

そんなやり取りの後、ふっと

失礼かとは思いましたが

愛犬の混合歯列期という記事と

リンクするなぁ～って

これは、不要不急にならない　なる　どっち？

念のため、お孫さんに振りかけていた液体の

名前を聞き　ネットで調べると

ピ●●モ　弱酸性次亜塩素酸水

確か塩酸から電気分解して作る

薬効が安定した商材のようでした。

御本人の理解とは違っていたようで

一寸心配に

「除菌効果が強い分、使用には気をつけて下さいネ！」

言うだけ無駄かもしれませんが

一応　知識供与　母親　お婆ちゃん教育で(^_-)-☆