被せる処置と詰める処置の関係?
2005年4月 他医院で抜いた歯の痛みの相談で初診来院
左下一番奥を抜いた後,痛みが続き
手前の歯に虫歯が有るのかを心配され
レントゲンで問題ない事を説明
投薬の問題でか目眩と吐き気が有るというので
神経と筋肉のアンバランスが疑われましたが
しばらく薬を止めて様子を見てもらうことに
3~4日で落ち着き 対面式の仕事がら
歯のホワイトニングを希望されたのと
左上の奥歯の異臭を訴えるので
前歯の問題をサラッっと説明後
被せ物の問題とやり直しの注意点を
ジックリ説明するも 本人の希望は変わらず
とりあえず冠を除去して仮歯で異臭の改善を確認し
被せ物をやり直したとたん音信不通に
2012年6月 他の医院で咬合治療を受けていて
仮歯が外れたと再来院
鈍痛があるというのでなかを確認
一応レントゲンで他の気になるところを確認し
本人の気になる歯は治療途中で有ることを伝え
他医院による咬合治療を考慮して仮着
そこから、歯のクリーニングに通う様になり
虫歯予防の必要性を説明
左下の抜いた場所の修復と一緒に
処置の相談を受けるも、咬合治療を
優先する様に指示
2014年12月 仮歯が取れたと来院
プラスチックの仮歯が金属になっていたので
とりあえず研磨して再仮着して
咬合治療の経過を聞くと
今は全身症状が皮膚・指先に出始め
金属を全てセラミックに変える計画で
東京の歯科医院に転院したとのこと
そこで私の見解を1時間以上話し
前歯の詰め物の問題を指摘して終了
2016年12月 当医院でのセラミック処置を希望で来院
全身症状の改善を確認し、仮歯になってる
歯1本のみの処置と言う約束で
2017年2月
セラミック冠で修復し 手前の修復物の問題は
そのままということに・・ その理由は
この問題が解決していない つまり
詰めることが審美面で問題を起こし
そこの痛みが生じたときの神経の処置から
冠を被せるという処置の流れを嫌って
以前、保険脱退し極力処置をしない
という御本人の意思が強かったこともあり
詰めない選択肢を取った事を考慮に入れました。
2018年11月の検診でも詰める意思は示されず
2019年1月 検診では、歯質の破損が多少あるものの
痛みや正面からの見た感じに問題も無くそのままに
2021年5月 左下の歯が虫歯になった感じがすると来院
レントゲンにより詰め物の弱点はあるものの
やり直す必要性はないことと下の問題より
前歯の虫歯が落ち着いているようにも見え
御本人も前歯は詰める気は無いと宣言され
そのまま終了。
2022年10月 右上の詰め物の破損で来院
咬合治療を受けた時か、金属を全取り替えする
処置方針のときにやった詰め物に問題発生
その素材の特質上このようになるのはやむを得ない
ということと、 痛みや噛みづらさが無ければ
詰め物が割れただけの可能性を伝えそのままでもと
前歯の詰め直しをしていない現状を合わせて
丁寧に説明するも 頑なに詰め直しを希望
ならばと、破折部をとりあえず除去すると
詰めた下に虫歯が・・(ーー;)
なんとか、神経を触らない様に工夫して
詰め直しをして見せた写真で手前の歯にも
(;゜ロ゜)
でも、この前歯の進行過程と詰めるものへの
かなりの拘りがあり、処置がスムーズにいかなかった
経緯を考慮してそのまま様子を見る様にお願いしました。
詰め直しや深く歯質を破壊した虫歯の処置は
痛みの問題が出やすく冠に移行し易やすいと思い
それは、初診の時に経験した歯の喪失に
繋がっていく可能性を説明しました。
どんな名医がやったところで
人工物の宿命は(ーー;)
ヘボな歯医者の言い逃れと思われても
私なりの私見として主張させて頂きました。
ps>
<前歯の詰め物してある歯と新しい虫歯>
ホワイトニング希望時に、糸切歯に虫歯が有り
詰めるより予防でと、薬剤による
ホワイトニングを諦めて頂き
その後、虫歯の拡大で詰める話が出たとき
保険無しでの詰め物の料金とその後の経過を
説明することで、再度予防でということになり
その後の経過で詰め物が外れて、詰めていない
歯と同じ状態になったことを御本人が
どう感じ取っているかが、現在の状態に
なっても処置を選択しない理由ではないかと
あと・・
「ここでやって欲しいから来てるのに(`ε´)」
何度か言われたフレーズですが、私としては
「えっ 私が信頼出来ないから転医されたと!」
心のつぶやき、ちがったのかな(^_^;)