1本義歯の効用と限界
以前Facebookで紹介した
2013年5月に初診で来院
左上下の歯の咬合痛
他医院にて2年前に処置済み
処置に問題は無いので、咬合調整で
生活指導と口腔衛生指導を始め
2014年9月 左上の歯の破折で咬合圧の
コントロールが課題に
とりあえず、詰め物の保護を優先し
プラスチックで修復するも
同年7月 左下の歯の歯肉に腫れが
御本人と話し合い なんとか歯の保存に
被せ物を外し
2015年3月にレントゲンと
粘膜症状にさほどの改善が看られないので
問題が再燃した時を想定し可撤式に
1本義歯を製作し
同年の7月 粘膜症状の改善を確認
上の歯の破折部の修復も一応OK!
しかし
2016年7月 症状の再燃
再度、精神的なアプローチをし様子見に
2016年5月 その歯の土台部分が脱落
抜くのはしのぎ無いので
力のコントロールがしやすくなるように
修理だけして
2019年11月 予後のレントゲンを全体に撮り
良い感じに治まってきていることを説明
2020年6月 予後の粘膜状態がすこぶる良く
安堵していたのですが
2021年1月 検診時に一寸した変化が
念のため、レントゲンを撮ると
根尖性の問題はクリアーしているものの
歯頚部からの若年性疾患→虫歯の問題!
これは、1本義歯に限りませんが
弱点と言っても良いかと
患者さんに、栄養指導のため
一般書をお渡しし、今後どうするか
考えて頂くことに
正に生活習慣病の由縁ですね(^_^;)