ソフトでもぉ~♪ ハードでもぉ~?!
歯科領域で取り扱う材料で
ソフトかハードかを選択する場面
眼科ではコマーシャルでお馴染みだとは思いますが(^_^;)
まずは、ホワイトニングでのマウスピース
通常ですと、1.0㎜の中硬質のプラスチック板を加工し
上下に装着して就寝時に長時間使用して頂くのですが
この方は、費用を極力抑えたいということで
開咬という 口呼吸しがちな状態にもかかわらず
20.0㎜のソフトtypeのプレートを上下作り
何度も、頚腕症候のような症状になったら
使用を中止することと、市販のホワイトニング剤の
購入には注意するように伝えました。
後ほど人伝えで、真っ白くなったと喜んでいるとのこと(;゜ロ゜)
次の方は2005年4月に妊娠中で紹介にて初診来院
非常に口腔衛生管理は出来ている方でしたが
やはり、開咬と言う状態で臼歯部の痛みが絶えず起こり
詰め物のやり直しを希望されていました。
ことあるごとに、
その痛みは咬合と体幹・自律神経系のアンバランスからと
説明しても、子育てが忙しく余裕がなかったこともあり
既存の処置を何度も繰り返していました。
2018年の1月の再診の時にやっと咬合のことを理解し始め
2.0㎜のソフトtypeのプレートを作り
2019年の1月に臼歯部のプレート摩耗を確認
装着による就寝時の快眠が報告され
痛みも聞かれないようになり 胸を撫で下ろしていると
2020年2月にプレートの穴あきと変色を訴え
プレート装着での睡眠を希望されたので
今回は、30.0㎜のソフトtypeのプレートと
私自身が経験した、12.0㎜のハードtypeの
二つを用意して
診療室で二つを使用して頂き、どちらが良いか
決めてもらうことに
私としては、ハードtypeにすぐ答えが出ると思ったのですが
御本人が、ソフトtypeを持ち帰りたいと仰るので
試しに、二つ持ち帰ってもらい装着感を聞いてみることに
2週間後の来院時に確認すると
やはり、ハードtypeを普段使っているとのこと
「ソフトの方は、どう保管しておけばいいでしょうか?」
ハードtypeは、作るのがソフトに比べ10倍大変な分
保ちは相当良いので、ソフトtypeの劣化とは比べものに
(;゜ロ゜)
でも、「経験上、乾かして置いておいてみて下さい!」
で、お代は・・・(^_^;)