我慢の先の光と影
野口整体の不思議 で記し その後
新年早々の朗報 で再度投稿
3度目のご協力の時は当医院の自省
並みならぬ我慢と挑戦の末
歯の崩壊に至った方のその後について
2017年の初診時のレントゲンです。
右下の金属の修復を受けた事が切っ掛けで
2022年までの5年ほど掛けて左下の虫歯を
処置を控えて自己修復能力に期待して
痛みと不安をコントロールしながら
我慢した結果を機に
同年の10月 気になっていた右下奥歯の
金属の冠をセラミックに変えるという
御本人の希望に、戸惑いを覚えながら
その意思を尊重し、冠を外し
セラミック用の土台に変えるべく
土台を作製する工程で感じたこの冠を
製作したDr.の律儀な診療に対する姿勢
そうは言っても前に進むしかなく
仮歯にして土台作成に入ると
反対の左下の崩壊した歯の手前の
詰め物が外れてくるという状況に
「レントゲン的に、この歯も処置が・・」
という控えめなアドバイスに
「駄目な歯は諦めても、その歯は治療で
お願いします!」
驚くほど早い返答に、今までの処置回避
というリミッターが外れた感じが気になりましたが
それ以上に、今までの我慢が功を奏したようで
神経の道が閉ざされ、処置が困難な状況に
出来うる努力をして
本来なら根の病巣が落ち着くのを
半年程待ちたかったのですが
御本人の年内までにという希望と
右下のセラミックが上手くいったことも重なり
今まで使用していた器材を新しくしたことも有り
歯面処理と補綴物の処理をして
止めれば良いのに噛み合わせのチェック
調子に乗ったせいで思わぬアクシデントが
技工物ではない私の手落ちにより起こり
技工士さんに頭を下げて作り直してもらい
なんとか12月までに終わらせることが出来ました。
ただ、今までの5年間のお互いの努力が
通常の処置行程をかなり逸脱し、それ故の
処置後の経過に不安が残るという結果は
「出来れば口の中の金属を白い物に!今後
お願いしていこうかと思ってます。」
の言葉にかき消されそうで・・(;゜ロ゜)