放っておく(虫歯)Coとは違う?!


2019年10月の投稿記事で私の写真で

 Coという考え方があって

 という内容の説明が

虫歯を詰めないって?! 

 そのあとの投稿記事で、処置をするという事が

 どんな経過をたどっていきやすいかという事と

 しなかった場合はどうなりやすいかを探る試み

被せる処置と詰める処置の関係?

 患者さんとのやり取りが色々あって

 希望する処置をすることになった経緯と

 前歯の処置してあった部位の問題の再燃

 についての本人と私との意見のズレにより

 Co予防という経過観察とは言えない

 放っておくことになったその結果として

 虫歯が拡大していったという流れを

 要約して考察してみたいと思います。

2005年4月に初診で来られたときの状態

2012年6月詰め物の脱落を確認した状態

2016年12月検診で撮影した状態

2020年1月金属をセラミックニと来院されたときの状態

2022年10月他部の処置で来院されたときの状態

2025年3月御本人がやっと処置を決心した状態

 当医院の神経処置後に補綴処置という案は

 痛みが出てからにと言う御本人の意向に従い

 痛みが出たら直ぐに神経を取るという約束で

 可能な限りの処置をし

 「思った以上にナチュラルで良かった!」

 っと言って頂けたので

 この全体の写真で今後の問題を説明しました。

 予防でとなれば、定期的な通院が条件になりますが

 この方は元々自然派を好まれ、余計なことはしない

 という生活に対する拘りがある方なので

 あえて、放っておくという経過になったのですが

 詰めた部分が外れたという箇所と、そのまま残っている

 箇所が混在しその経過で詰めてあるところと詰めて

 いないところがどうなって行くかという一般的な認識が

 良く解る状態だと思います。私が初めの投稿記事で

 言っている、ある条件に患者さん自身が気付いて

 自ら進んで自分の歯の健康を保つために決断すれば

 虫歯の進行が止まるという発想は机上の空論では?

 という指摘も受け入れる必要が有ることを、意固地な

 私に優しく語りかけてきている様に思います。

 ただ、20年の経過からして最終的な修復処置に到る時期が

 先送り出来た感じは私としてはある様に思えるのですが

 ご覧になった皆さんは、どう感じますか?(^_^;)

*考察として*

 早期発見早期治療(処置)という流れは

 このケースで見れる虫歯の拡大傾向により

 処置と未処置という視点から 処置済みと

 処置の繰り返しという次のステージが有る

 ということを提示してきている様に思います。

 COという虫歯の経過観察が必要と考えるのには

 その処置の繰り返し・やり直し・虫歯の再発に

 伴う歯牙の安易な切削による処置歯の歯牙崩壊が

 虫歯の放置によるものより数段早い可能性を

 念頭に予防を前面に出した考え方だと思います。

 ただ、そこには患者さんの特質・考えが関わり

 同じ虫歯の症状を示していても経過が変わると

 いう現場の意見から患者教育とか気付きの機会

 を利用した患者さんの可能性に着目した考え方

 に辿り着いた結果として、医療行政の

 システムの簡素化や維持を優先するか

 その治療行為の本筋を追求するか

 というジレンマが存在している様に思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です