事故?! 必然とは 診断の難しさ
平成25年に以前の処置を気にして初診来院
一般的な方の中では、一見良好に見えるのですが
全身の問題をお聞きすると 注意すべき事に気づき
構造的には右側 機能的には左側に問題があるよう
暫くは衛生状態のチェックをすることにし
当初は注目していた左下はこの状態を保てたのですが
平成29年7月に二度目の手術をされてから
そのかみ合わせる左上の歯が不穏な状態に
抜くのは止む無しの歯ではありますが
全身のことも考え生活指導をし様子見をしていると
平成30年4月に予測歯が同じような状態に
上の歯と違い痛みが無かったことも有り
体幹・噛み方・栄養の指導をし
同年の11月には落ち着いた感じが有り
胸を撫で下ろしていたのですが
令和元年 12月に来られたときの状態が
「なんかジワァ~っと痛いんですよね!」
レントゲンで確認しても重大な問題は感じられませんでしたが
御本人の希望による訴えは強く、先ず除去することに
身体のことを考えて、なるべく短時間で済むように
残った歯の保存より、切断に集中し外してビックリ
出血するはず無いところから・・(;゜ロ゜)
今までの刷掃指導が作り出したか ブリッジの構造か
全身的な問題(骨代謝・咬合圧と不随運動)の関与か
いずれにしても、私が注目していた歯が今回の
患者さんの訴えの原因では無かったことに
驚きと 申し訳なさと、自省の念で
巷のクリスマス気分にはほど遠く
1人、第九の合唱を聴きに行ったことを思いだし
心を落ち着かせることに集中した
師走ならではの出来事でした。