やり直しは、手間が掛かる!?
平成元年11月に父親の紹介で初診来院
6~7年前に処置し 昨年他医院でやり直し
被せ物が外れたと来院
苦労して付けた後が伺えますが
レントゲンで問題を精査して
処置するのには土台からやり直す関係で
神経の処置のやり直しを提案
本人は、簡単に付け直しを希望
この状態ではすぐ再脱離の可能性を
何とか分かりやすく説明をして
神経の処置をやりなおしながら衛生指導
未体験のようでした
私の能力では完全なやり直しは難しいと伝え
他医院(自費診療)にての処置を勧めるも
やれるところまでという合意の下で
この処置の説明は一寸理解は無理なので
以前のレントゲンと比べてやり直せなかった部分の
説明をして 被せ物は土台と冠を一体にして作る旨
伝えました。
技工所への指示で噛み合わせを注意しても
お口の中では上手くいかないので
7~8回の調整を繰り返し
こちらが良いと思うところまで調整し
最後に本人に確認すると
「良いとは思うけど、気になります!」
だったので、脱離したことも踏まえ
「当たりを殆ど外しますねぇ。」
で
結局、溝を付けておくことを諦めました。
最後に
「もしなにかあって他の歯科医院に行ったら
そこは、冠と土台が一体になっているって
言ってくれます?忘れずに!」
悩んだ顔が良く解ったので
試しに復唱してもらいましたが
外れたり痛みが出ないことを祈るばかりです
(;゜ロ゜)
まずは、予防を でしたよねぇ~ 確か