半年が泡となる?!


“処置と未処置の運命の差”

という題目で令和4年の後半に書いた

投稿記事に出てくる症例で最後に

今後が問題だというコメントの

その後の経過が感慨深い結果に?!

まず、おさらいとして

2015年5月にブリッジの脱落で初診来院され

 下の入れ歯は入れていなかった

 ということもあり

 ブリッジを支える歯根の問題が生じた結果

 ブリッジが脱落したので再装着は望ましくない

 という説明に対して

 本人は再装着を強く希望したため

 下の入れ歯を入れる条件で再装着し

 とりあえず御本人の希望を叶え

 今後の問題をしつこく説明したあと

2018年12月に 再装着した歯がグラつくと来院

 再び処置内容を説明するも、そのまま放置に

 レントゲンだけでなく外見でもと

 写真を駆使し衛生士さんに協力して頂き

 再三 丁寧に説明したつもりなのですが

 ただ御本人には普段見えないし痛くないので(^_^;)

2020年6月にやっと当医院が提示した

 ブリッジの除去と歯の抜歯をすることが出来た

 と 以前の投稿で記事でお伝えしました。

 その後の処置は、総入れ歯に近い処置になる

 ということもあって、なかなか決断が出来ない

 ことは十分分かっていたので連絡を待つことに

2022年9月に やっと御本人も納得して

 次の処置に入ることになり とりあえず

 歯が無くなったことを想定した入れ歯作りの

 型取りをするためにまず奥歯の問題を処理

 ブリッジの切断と残った歯の抜歯をすると

 通常の止血状態とは違う、30分経っても

 止まる気配がない事に前回同様 内科に

 受診を勧め、担当医の先生からの回答に

 御本人のスッキリしたいという希望で

 前歯の抜歯を予定した3本の計画変更

 入れ歯の設計も総義歯的な設定から

 部分床の要素を入れ込むことになり

同年の10月に前歯ブリッジを外し

 どうしても残せない1本を除き、他を保存し

 前もって用意した即時義歯を装着

 驚いたことに下の入れ歯の維持装置が

 御本人はさほど気になってなかった様で

 破損して無くなっている事を指摘し

 上の歯の問題を解決するのと同時に

 下の入れ歯も作ることを提案するも

 金銭的な問題を悩まれ、技工士さんに

 無理言って保険対応の入れ歯を作ることに

同年の11月に

 本来、上下で作って行うはずの

 咬合平面を整えることも一緒に考え

 パイロット義歯として完成させ、本人の装着感を

 確認し納得が得られたので

 やっと、当初の治療計画である上の入れ歯を

同年の12月から製作し始め、各stepを踏んで

 本人の希望を再三確認しながら

 最後のメタル試適に期待を込めて

 年内に完成を目論んだのですが

 技工所のアドバイスに従い

2023年1月に 「これでやっと出来ますネ!」

 って患者さんに話しかけながら試適して

 思わず手が止まった瞬間・・

 すぐに技工所に問い合わせると

 「印象からやり直しが必要かもしれないです!」

 という受話器の向こうから聞こえてくる言葉に

 我を失い 患者さんに

 「どうしましょうか?」

 「この仮歯で良いです!」

 という泡が弾ける瞬間

 どう考えて良いのか・・(;゜ロ゜)

同年の2月 しつこいようですが

 もう一度このままで終わるかの確認をし

 本来ならば半年先に撮るレントゲンを

 前倒しで撮り、現状説明と

 今後起こりうるトラブルを説明し

 その偶発事故の回避法を説明すべく

 残存歯牙の状況から来る噛み方を

 何とか気をつけてもらうことを

 分かりやすく伝えたつもりですが

 2~3年のうちに前歯の破損が起こらないことを

 祈らずにはいられませんでした(・_・)(._.)

  あとは、技工士さんにその結果を伝えるため

 その日のうちに電話連絡すると

「出来れば不都合のチェックをしたいのですが・・」

 という申し出に

「その方には立会料の負担が大きすぎると思うのですが・・」

 と現状を伝えると

「もちろん無料で! 時間さえ頂ければですが。」

という流れになって

同年の2月の後半に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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